館山トライアスロン2022参戦記。距離短めド平坦コースでサブスリー達成

トライアスロン

こんにちは、ゆむし(@yumusi)です。

2022年初のトライアスロンレースは館山わかしおトライアスロン。

なぜタテトラにしたのか?というと

✓房総が大好きだから

✓私のトライアスロンバイブルの野中秋世著「トライアスロンはじめました。」に掲載されてて、いつか出たいなと思っていたから

です。トライアスロンをはじめた昨年も出たかったのですが、あいにく(コロナで?)開催がなかったので、今年館トラがあると知ったときから絶対エントリーすると心に決めていました。エントリー開始当日中に無事エントリーし、海きれいそうだな、とか無観客開催だけど家族旅行にしよう…とか、楽しみにしておりました。

自衛隊基地のド平坦らしいので、じつはひそかにサブスリーも狙ってました。

そんな館山わかしおトライアスロン2022年のレースレポートです。ぜひご堪能くださいませ^^

【必読】タテトラ大事情報先出しします

とその前に、館山わかしおトライアスロンのこれは知っておいたほうがいい!という大事情報をババっと簡潔にお知らせしますね。
※2022年の情報です。年によって変更ある点もありましょうので参考までにとどめ、最新情報はご自身でご確認ください。

【総合】
・全パートともに走りやすい良コース。距離も短めで記録を狙いやすいです。
・自衛隊基地内で日陰がほぼありません(待機中含めて)。熱中症対策はマストです。
・スタート時間が遅めなのも注意。女子は11時30分スタートでした。

【スイム】
・海きれい!透明度高く海底まで見える→きれいな海でしか泳がないトライスリートにもおすすめできます^^
・遠浅で泳げない箇所が多く、結構な距離を走る(歩く、トビウオジャンプ)。オープンウォーターに恐怖心が高い方にもおすすめ

【バイク】
・バイクは距離短いです、注意!
9周回…なかなか数え切れません。9周終えたら約38km。もう1周して10周でも約42km。オリンピックディスタンスのバイクは40kmですが、どっちが正解?!って悩みます。短いほうが正解です!間違って10周する選手ちらほらでした。。

・自衛隊基地内なので輪ゴムを落とすのが禁止。バイクシューズを輪ゴムで固定してる方は、バイクスタート前に輪ゴムを取られます。注意。

・ド平坦。どちらかというとですが、道狭め、カーブも多め。追い抜く際は声掛けして衝突、落車に気を付けましょう。

【ラン】
・2.5kmの行ってこい周回コース。何度も友人知人とすれ違えエールを送りあえます。
・コースは狭め。追い抜き時対向者に注意。けっこう密です。

2022年のオリンピックディスタンスのコースはこちら。
スイム:1.5km(2周回) バイク:40km(9周回) ラン:10km(4周回)

館山トライアスロン2022年のコンディション

前々日ぐらいから猛暑日になると噂され、実際は最高気温が29℃でした。超暑い!ピーカン。

オリンピックディスタンスを約3時間でゴールするつもりで家族と待ち合わせ時間を決めてましたが、熱中症注意=速度でないかな…ということで、レース所要時間を3時間半に見積もり直し待ち合わせ時間も遅らせました。

また、個人的な反省点はレース当日に初めて使うもの(およびまだ慣れていないもの)が多かったこと。

初めて使うアイテム
・サングラス
・粉ドリンク
・エナジージェル(アミノバイタル)試供品

慣れてないアイテム
・DHバー

レース当日にはじめてのこと/ものを利用するのは、ほんとーーーに良くない!!んだけど、意外と何とかなったというか無問題だったという成功体験を積んでしまった。。まぁ、ODだしね。ミドルの時はもっと慎重に進めます。

詳しく書くと、DHバーは佐渡(9月開催・ミドルレース)に向けて仕込んだのがタテトラ数週間前。DHバーつけて実走したの2回ぐらいでローラー台は3回ぐらいか。まだまだDHバーで爆走する恐怖心抜けきらずでタテトラを迎えることに。

サングラスは、私は普段めがねなので、サングラスかけられないんですよね^^;

しかしレース時はコンタクトをするのでレース数日前に慌ててAmazonでサングラスをぽちった。これはサングラスは試着して買いたい、と思っていたらずるずる日にちだけが過ぎ、結局実走で一度も試せないギリギリの時期に通販購入することに。あほ。相変わらずの計画性のなさ。そして前日にサングラスとヘルメットをかぶったら、サングラスのつるがヘルメットに干渉してはめ心地悪い。鼻パッドもどうやって調整するのか手探りでネット見ながらあーでもないこーでもない…。おとなしくヘルメットに付属のバイザーを付けるか、、と悩んだが快晴だったので濃い目のサングラスを投入することに。

ドリンク粉は自転車屋さんで買ったはいいものの、一度も使わずじまいでレース実戦で投入。レースの朝、水と混ぜて試飲して問題なしと判断。120円だったしポカリ買うより安いし甘くないし今度から大量購入してこれ使おう!と思えるほどいいものでした↓

そして、先にも書きましたがタテトラはスタート時間が遅めです。

不測の事態に備えて早めにレース会場に行くのは鉄則ですが、早く行き過ぎて直射日光じりじりの炎天下で待機も体力消耗して望ましくない、ということです。

一応「休憩所」というテントコーナーがあったのですが、テント下は日陰を求めた選手たちでいっぱい。すでに場所がありませんでした。アップしようにも砂浜とかでランもしづらく、みんなどこでアップしてたのか?そんなこんなでトランジションで直射日光浴びながらおしゃべりしたり、準備したり、暑い~やける~とか言ったり思ったりしつつ、だらだら時間をつぶすという何ともいえない時間の使い方をしてしまいました(- -;

しかしレースに向けてコンディション作りを第一に優先するなら、当然走れる場所を探してアップしたり、密集してようがテント下に陣取って体を休めるのがベストな待機方法かと思います。

とはいえ、何が吉と出るかは分かりません。私は待機中、炎天下のトランジションでの雑談で、有益すぎる情報を得られました。

「スイムは遠浅で距離が短い。ほとんど歩いてるよ」

「バイクは9周しても38kmぐらいで40kmはない。周回ミスに気を付けて」

スイムはたしかにレースが始まってる海を見ると、随分長い距離を選手が歩いていたりとびうおジャンプしていました。「足がつく」というのは精神的にすごい安心感もあり、スイムにまだまだ恐怖心がある自分にとっては嬉しい情報でした。

そして一番有益だったのはバイクパートは40kmない情報。詳細はバイクパートのレポートに譲りますが、この情報がなかったら自分は1周多く周回したと思われます。レース直前に知れて本当にラッキーでした。教えてくれた選手、ありがとうございました!

【スイム】海底が見える遠浅の海。気分よくスタート

入水、水を入れてウェットスーツをなじませます。そしてみんなで体操。こんなサービスはじめて!笑

体操後超短距離を試泳。試泳が終わった人から並んで~となったらなぜか先頭譲り合いになってて(取り合いじゃないの?奥ゆかしい)自分はスイム遅いから後ろからスタートしようと考えていたのに3列目からスタートするはめに。といっても10列もなかったので誤差の範囲か。

スタート待ちの中、スタッフから注意事項の説明がありました。

「バイクスタートの際に輪ゴムでシューズを止めている方がいるかと思いますが、自衛隊基地内につき輪ゴムが落ちるのは訓練上困るので輪ゴムがついてる人はバイクスタート時に外させてもらいます」とのアナウンス。

そんな大事なことスタート直前に言うか?・・・というか、自分はペダルにシューズ固定で飛び乗ったことないので仕組みがいまいち分からないのだが、バイクスタートの時に輪ゴム外されたら困らないのかな?しかもスタート直前に言われても変更もできないよね。。そんな大事なことは早めにお知らせしたほうがいいのではと思いました。

そんなこんなでスタート。

見た通りに海が浅い!とびうおジャンプは疲れる、とyoutubeで聞いたことがあったし、自分はそれをやったことがないので普通に膝から水を蹴るように走った。小走り。というか歩いてる。水圧がかかって思いのほか歩きにくい。泳いだほうが速い?というぐらい水圧が負担。

泳ぎ始めて早い段階に、分かってはいたけど抜かされること抜かされること…。1周目は抜かされてばかりでしたが、2周目はほぼ抜かされることも抜かすこともなく、自分ひとりぽっちで泳いでいるのではないだろうかと錯覚するぐらい単独泳になってしまいました。せっかくなら誰か(まっすぐ泳げる私より少しだけ速い人)の後ろの水流に乗って泳いでみたかったが、ぼっちスイムはノーストレスでマイペース維持できたのでよかったです。

特筆すべきは館山の海のきれいさ!海底が見えます!スキューバダイビングみたい!…としたことないけど思いました。サンゴ礁が広がる…とまではいかないけど、透明度高く、私は見えなかったけど魚が泳いでるのが見えた人もいるとか。レースということを忘れてゆっくり海のなかを楽しみたい誘惑にかられるほどでした。

ただ自分はどうしてもスイムが怖く、このスイムの時間が一番短いのに一番長く感じてしまいます。遠浅と言えどやっぱり足付かなくなるし、とにかく頭によぎる考えが「なんでこんなしんどいことやってるんだろう」とか「苦しい」「あと何m泳がなきゃいけないの」とかネガティブよりになってしまいます。オープンウォーターに慣れてないというのが大きいと思うので、ここは引き続き変わらず課題です。

そんな感じで2周回無事に終えスイムアップ。なんだかんだスイムが一番怖いので、この瞬間が一番ほっとしてるかも。砂浜を走ってトランジションに向かいます。

【バイク】距離短いよ!周回数にご注意あれ

トランジションは素早く(気持ちは)。ウェットスーツ脱いで、ゼッケンベルトつけて、サングラスつけてヘルメットかぶって…いざ出陣。私はバイクシューズ履いてトランジションを走りましたが、目の前の人がバイクスタートの位置で確かにスタッフに輪ゴム取られてました。大丈夫なのかな?やったことないからどれぐらい不都合なのか想像つかず…。

反時計回りの左回りで9周のバイクコース。すでに周回してる速い男子がビュンビュン通り過ぎていきます。コーナーが多く、道幅は結構狭めなので、衝突・落車注意です。

ド平坦でDHポジションが生きるはずと、積極的にDHバーを握ります。サイコンに時速30km表示でます。追い抜きます、追い抜かれます。追い抜きます。また追い抜かれます。。

また暑さからか頭が痛い感覚がきて熱中症が恐れられたので、水を積極的にかぶります。ドリンクも飲みます。ジェルは途中1つ補給。これがびっくりするほどまずかった!!初めて飲むジェルじゃなかったんだけど、ドぬるいジェルがこんなにまずくて喉を通りにくいとは知らなかった。。まずい~~と思いながら飲み切りました。ドリンクホルダーからボトルを取る&しまうの動作が自分は下手すぎました。ここでかなりのタイムロスしてると思います。しかしそれ以上に熱中症は怖いので、速度は犠牲にしました。

とはいえ体感的には気持ちよくビュンビュン走ってる手ごたえがありました。自分はバイクが一番得意と思ってました。ところが、バイクラップが一番順位が悪かったです。これはリザルト見てめっちゃショックでした。というかなぜ??という感じで理由を考えてみました。

バイクラップが悪かった理由は?

・DHバーに慣れていないため、ポジションを変えすぎてタイムロス?

・ボトルをボトルゲージからとる、しまう動作がもたつきすぎた。出し入れする頻度も多すぎた

・サイコンで時速30km表示が見えるとスピード出てると思って安心してしまった

・バイクラップが後半程たれていた。疲労というより、速い人がいなくなった周回コースで自分でペースを維持できなかった

・進路の取り方がまずい(カーブとか)

・平坦が遅すぎる(苦手)!!

・もしかして…もしかしてだけど…ホイールのせい?!?!(すみません汗)

自分はバイクが好きで坂だとわりとついてけるのだが、平坦を高速巡行…みたいな練習はいつも付いていけない。あっという間にちぎれてしまう。今回、タテトラのバイクコースはド平坦だったので、もろに自分の弱みだったのかなあ…。

あと熱中症になるのが怖くて、ボトルを頻繁にボトルゲージから出し入れしてたにもかかわらず、その動作のたびにケイデンス落ちる=減速する。これは絶対練習する。

とにかく体感走れてたのに結果は遅かった事実を重く受け止めます。。

基本自分の脚の問題だと思ってますが、ほんの少しだけ「ホイールのせい?」と思ってしまったのも正直に記しておきました。備忘録としてですので、お許しください。

2022年のタテトラは無観客開催だったけど、自衛隊基地内なので自衛隊員の方が応援してくれました。本当にありがたい。うれしい。

バイクコースからよく見える場所に「自衛隊員募集」ののぼりが立っていた(おそらくタテトラのために用意した)のも笑えた。トライアスロンと自衛隊って親和性高そうだよなとか少し考えた。過剰な限界に挑戦する感じ。

最後、バイク降車してトランジションエリアに走るのに道間違えてコーン倒してしまった。それを拾って直して…とかもたつく自分が腹立たしい!が、リザルト見る前はただ気持ちよく走れた感触だけを抱えていざ最後、ランパートへ!

【ラン】暑さと心拍との戦い!抜かされるより抜かしてる?!

ランコースは行ってこいの2.5kmの周回コース。1周のうちに給水所2か所あり、掛け水隊もいてくれてます。何度も何度も選手同士すれ違うから、チームメイトや知人と声かけあえるのが嬉しい。

トランジション出て最初の感覚は、目立った疲労感もなく問題なく走れそう。脚残ってる。というもの。当初の予定ではキロ5分20秒ペースで走れたらいいな~と考えていたけれど、暑いから約6分ペースで走れたら!と切り替えてました。

走り始めてからどんどん抜かしていきます。抜かされていきます、じゃあありません。あれ?おかしいな…ランは大の苦手でいつもは圧倒的に抜かされてばかりなのですが、今回は抜かしてるほうが多い感触がありました。なぜだ?

1)暑いからみんな慎重に走ってた。または暑さにやられてた

2)私が単純に速くなってる?!

分からないけど、脚をバイクで使いすぎたということもなし、心拍は160を下回ることはなくしんどいながらも走れるので積極的に走ります。とはいえしんどい、しんどい、しんどいよ~!!

暑いので給水所通るたび毎回飲む&掛け水をしてもらいました。私は掛け水は初体験でしたが、掛け水って難しいんですね…。掛け水エリアで他の選手が「靴に水がかかってびしょびしょだよ」と苦情を言ってるのを聞きました。実際自分も靴の中びしょびしょになりました。背に腹は代えられないし、一度濡れたらもうどうしようもないので毎回かけてもらったけど、水をかける技術って結構コツがいるんだなぁ。

自分はバイク、ランともに今回初めて水を肌にかけ、飲む以外で活用したのですが、体温を皮膚から冷やすのは効果がかなりあると実感しました。かけ水しなかったら熱中症なってたかも。

あと、今回初めて利用したサングラスは茶色だったのですが視界が少しでも暗いのは涼しいと錯覚できてかなり効果的だと感じました。いつも練習は近視用のめがねで、練習後目が痛い~てなってたけど、実際練習後だけじゃなくて、練習中のパフォーマンスにもかなり影響するのではと知れました。

ちなみにゼッケンベルトがぶかぶかで(Amazonで購入した既製品)ランパートではゼッケンがくるくる回って「ゼッケンを前に!」と注意されることも。これ自分もストレスなので、次回レースまでにゼッケンを短く切ってお直しする予定です。ほかの女子選手はどうしてるんだろう?

ランコースは狭いし密集してしまうので開放感はなかったです。フェンス越しに応援の方々がいて、もしや家族が…?!なんて淡い夢を抱いたけどもちろんいなかった笑

でもがんばれた。最後しっかりラストスパートかけれて、キャップとサングラス外してフィニッシュ。感染症対策でゴールテープはなし。でもそんなの関係ねぇ!うれしー!さいこー!やっと終わった~~!!

運営の方、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました^^

【タテトラ総括】サブスリー達成&年代別5位になったよ

リザルトから振り返ります。

まず、ひそかに狙っていたサブスリー(3時間切り)達成しました!

ガーミンによるとスイムは1400m(しかも遠浅)、バイクは38kmと距離短いんだけど、それを差し引いてもサブスリーだったと予想される自分的好成績でした^^

年代別も5位を獲れ、思ったことは、自分がんばってたんだなあということでした。レース直前はあれも足りないこれも足りないとやってこなかったことばかりが目についてしまいがちでしたが、直前に走り込みはじめても意味ないどころか悪影響。ランも少なかった、ストレッチや身体づくりもしてなかった、睡眠きちんととれてなかった…色々悔やまれましたが、結果が出てみると嬉しい誤算というか、思ったよりいいじゃん!相対的にはがんばったのかな、という気持ちでした。

もちろん上には上がいらっしゃって、私が眠くてランをさぼったとき、私が暑くてランをさぼったとき、めんどくさくて身体作りしなかったとき、、も着実にトレーニングに励んでいたたくさんの選手がいた。ということはもっと意識して、上を目指していきたいです。

レースはハレの日。楽しむのが一番だけど、練習してないと結果が出ない。結果がでないと楽しくない。レースを楽しむためには、やっぱ日ごろの練習が大事です。日々やるべきことを積み重ね、いいリザルト残したい。そんな欲がむくむくとわいてきたトライアスロン3戦目でした。

また今回思ったのは、トライアスロンの内輪感です。誰もかれもが知り合いな感じで、再会を喜び合ったり応援したり…。ごくごく狭い世界なんだなぁと思いました。夫にそれを話すと「趣味の世界ってどこもそんなもんだよ」と言ってました。なるほど。

そんな自分もスタートリストに見覚えのある名前を見たり、声かける人が何人かできました。やっぱ狭いな!笑

後日談。タテトラに出場するのを言ってなかったにもかかわらず、何人かの方からリザルト見たよ!と言われたので、みんなリザルト超こまかくチェックしてるんだな、とも知りました。そういう自分もよく見るようになってるし笑

トライアスロン2年目になって、はじめてシーズンがはじまる高揚感を味わいました。きたきたきたきた~~!!ぶちあがるぅ~~!!みたいな。バカ丸出しですね。でも楽しいです。

今年はミドルに初挑戦します。2022年のレース予定は、6月のスワコエイトピークス、9月の佐渡。また嬉しいレースレポートができるよう、トライアスリートの皆様、シーズンがんばっていきましょう!

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